まるでピクニック!?なぜ、沖縄ではお墓の前でご飯を食べるのか。
はいさい。ムミ女のKです。
題して「まるでピクニック!?なぜ、沖縄ではお墓の前でご飯を食べるのか。」
本日は、沖縄のシーミー(清明祭)についてお話します。
シーミーとは何ぞや
一言で言うと、「お墓参り」です!
そう、あのお墓参り。
TVドラマなんかだと、お墓をきれいにして、お花を飾って、お線香あげて、時に故人が好きだった食べ物なんかをお供えしますよね。
でも、沖縄のお墓参りは、お墓をきれいにして、お花を飾って、ブルーシートを敷いて、料理を並べて、親族一同ご飯を食べるんですよ。
一応、お墓に入っているご先祖様と一緒に食べています。視えてはいません。気持ちです。
ちなみに沖縄のお墓は大きいので、食べる場所については心配ご無用です。
時期は春ごろ
お墓参りと言えば、お盆や命日などに行くと思いますが、沖縄のお墓参り(シーミー)は時期が決まっています。
春頃、4月にやることが多いです。
旧暦の清明時期に実施されるため、毎年期間が変わります。
何を食べるのか。
重箱料理(沖縄の)です。昔ながらの風習が残っている家であれば、親族の女一同が集まって、手作りで用意します。最近は、お弁当で済ます家も増えていると聞きます。
また、色つきのお菓子や果物をお供えします。
ちなみに、最初にお墓に食べ物をお供えし、線香をあげ(沖縄では”うーとーとー”と言います)、それからご飯になります。
線香をあげと簡単に書きましたが、いろいろと儀式のようなものがあります。そこは割愛します。
お供えが終わった食べ物
シーミーやお盆、また四十九日まで、沖縄ではお墓や仏壇に一定期間食べ物を備える風習があります。
線香が消えると、お供えした食べ物は下げて皆で食べます(”うさんでー”と言います)。
お供えした食べ物は、”良い物”とされ、食べるのを勧められます。また、残すのはよろしくありません。
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簡単にはなりましたが、今日は沖縄の「シーミー」について取り上げました。地域や家によって、少しずつ異なると思いますが、だいたいこんな感じで行われます。
沖縄出身者と結婚し、沖縄に移住した人は、少し驚かれるかもしれません。
シーミーについてより詳しく書かれいる記事のリンクを張りますので、もっと詳しく知りたい方はご参照ください。
(沖縄県メモリアル整備協会HPより)
(ムミンブルーな日々からお引越し記事となります。初稿2020年9月30日)