人生30年経過!

人生30年経過しました。仕事のこと、好きなもののこと書き綴ります。

沖縄の不思議体験③友人の犬と防空壕

本日は、沖縄に住んでいた子どもの頃の不思議体験についてお届けします。

 

幼馴染の犬

三軒隣りに頻繁に遊ぶ幼馴染が住んでいました。

ある日、幼馴染が犬を飼い始めました。

見た目は柴犬に近い雑種で、ふわふわと渦まった尻尾と、ピンクのブタ鼻が特徴の

愛くるしい犬でした。

仮に名前をポチとしましょう。

ポチは人懐っこく、飼い主の友人である私にもすぐに懐きました。

友人と一緒にポチと遊ぶことも何度かありました。

遊ぶといっても一緒に散歩するくらいですが。

ポチはちょっとお馬鹿でした。

道に落ちているものは何でも食べるし、

アフリカマイマイ(※)という沖縄に生息する大きなカタツムリの殻をしゃぶったり。

(※アフリカマイマイは見た目がばっちいので、検索注意。死に至る菌を保有しているので、むやみやたらに触ってはいけません。)

でも、本当にかわいくてかわいくて仕様がない犬でした。

 

家の前にポチがいた。

ある日、いつものように遊びに行こうと外出したところ、

家のすぐ前の塀のところにポチがいました。

幼馴染はそこには居らず、一匹でそこに居たのです。

なんとなく変だなと思いました。

塀の匂いをくんくんと嗅いでいました。

「一人でどうしたの?家に戻らないと。」

と声をかけましたが、ポチは家とは逆方向にトコトコと進んでいきました。

ポチが心配だったので、私はポチについて行きました。

「どこ行くの?」

と声をかけてもかまわず、トコトコと歩いていきます。

 

近所の神社に・・・

ポチを追っていくと、近所の神社に着きました。

その神社には防空壕がありました。

防空壕の前には石碑みたいなものがあり、中に入ってはいけないと昔から大人に言われていました。

子どもたちの間でその防空壕は有名で、怖いもの見たさで中を探検(肝試し)しようと挑戦する子もいたものです。

気味悪くて中に入りきれなかったり、大人に見つかって入れなかったりと、

実際に中に入ったことがある子はほとんどいませんでしたが。

 

そんな防空壕に、ポチが入っていくのです。

「ポチ、危ないよ。入っちゃだめだよ。」

そう声をかけてもポチは構わず中に入り、姿が見えなくなりました。

ポチを追おうかと思いましたが、防空壕が怖かったので、

ポチを呼び戻すことを諦めました。

 

後日、幼馴染みに・・・

それから2、3日後、幼馴染にポチが一匹で私の家の前に居たこと、ポチについて行ったら防空壕に入っていったことを話しました。

すると予想外の答えが返ってきました。

「ポチは一週間前に死んだよ。」

 

その日、幼馴染は家族でバスに乗って出かけました。

出かける時、ポチがバス停までついてきて、バスに乗っても、しばらくバスの後ろからついて来ていたそうです。

用事を済ませ、家に戻ると、ポチの姿がなかったので、バス停の方を探してみると、

・・・ポチの遺体が見つかったそうです。

沖縄のユタに相談し、遺体は海に流したそうですが、首がまだ見つかっていないと・・・。

 

見間違いじゃないの?と言われました。

でも・・・、

ふわふわと渦まった尻尾と、ピンクのブタ鼻。

あれは確かにポチだったと思います。

 

守護霊を視てもらったら・・・

それから時が過ぎ、大学生の時のことです。

オーラや守護霊が視えると言う人が居て、その人に視てもらうことがありました。

すると、何の動物だかわからないけれど、ふさふさした尻尾の動物が前足を肩にかけて、

私を守っていると言われました。

 

私は一度もペットを飼ったことがありません。

深くかかわりがあった動物は、幼馴染が飼っていたポチだけ・・・・・。

 

 

 

 

信じるか信じないかはあなた次第

 

(ムミンブルーな日々からお引越し記事となります。初稿2020年3月28日)