まさかのNIPPON的展開!「バスていよいしょ」重松彌佐・作
(ムミンブルーな日々からお引越し記事となります。初稿2019年2月5日)
こんにちは!大人になってから絵本が好きになりました。
本日おすすめするのは、
「バスていよいしょ」 重松彌佐・作/西村繁男・絵
あらすじ☆
主人公のしんごくんは、おとなりのお家の前にあるバスていをよいしょよいしょと、動かそうとします。
通りがかりの者に、なにごとか、どうしたのかと聞かれるしんごくん。
どうやら、おうちの前にバスていを移動させたいようです。
なかなか動かないバスてい・・・さあ、しんごくはバスていを動かせるでしょうか!?そして、しんごくんの目的とは!?
バス停を動かすという発想
バス停まで歩くのが面倒だ。バス停が家の前まで来たらいいのにな。バス停こそがこっちに来るべきだ。
そう思ったことありませんか?笑
私はありますよ。笑
しんごくんがバス停を動かしたい理由はこれに近いようでちょっと違います。
しんごくん目線ではなく、おばあちゃん目線で、バス停を動かしたいと奔走するのです。なんて、良い子や。
このバス停を動かすっていう発想、結構共感を呼べるのではないでしょうか。
通りがかりの者がNIPPON的
しんごくんが、バス停を動かそうとしていると次々と通りがかりの者が現れます。
その通りがかりの者が何ともNIPPON的なのです。笑
かごやさん や ろうにんもの、おひめさまに だいみょうぎょうれつ・・・!?!?!?
だいみょうぎょうれつ!?
THE NIPPONな人々が続々と現れます。それもちょっと今居なくない?って感じな人々です・・・。
ああ、そっか、しんごくんの隣の家は、おやしきだからか・・・。納得できるような、できないような。
バス停を動かしたいという共感できる発想 × まさかのNIPPON的な登場人物!?
がこの本のおもしろいところですね☆
バスに乗車時がとてつもなく楽しそう
実はこの絵本、14見開き目と15見開き目は絵のみとなっています。
14見開き目は、しんごくんがおばあちゃんと一緒にバスに乗り込む場面。
15見開き目が、バスのなかで NIPPON的な人々とわいわい楽しく過ごしている場面。
いい!すごく、いい!
私もこんな非日常的な人々と一緒にバスに乗りたいぜ☆
「バスていよいしょ」はほんわか優しく、楽しい絵本☆
ぜひ、お試しあれ!