沖縄の方言と独特の言葉づかい
(ムミンブルーな日々からお引越し記事となります。初稿2018年11月13日)
「ちゅらさん」のイメージもあって沖縄の人は基本的に方言を話すと思っている方が多いです。でも実際、沖縄県民は本土の人がイメージするほど方言を使いません。そして今の沖縄の日常会話って意外に標準語に近いです。それもあって沖縄にコールセンターがいっぱいあるんですよ。賃金が安いってのもあるんですけどね。
方言はあまり使わないんですけど、イントネーションは独特です。私は元沖縄県民なので、日本全国どこに居ても沖縄の人はすぐわかっちゃいます。「このイントネーション、この顔の濃さ、そして名字。沖縄出身者に違いない!」まるで探偵のように発見できます。笑
また、方言ではないけれど沖縄の人独特の言葉づかいがあります。
本日は沖縄人独特の言葉づかいをまとめてみました。
「~だわけ」、「~だわけさ」
「風邪だから学校を休むね。」⇒「風邪だわけ、学校休むね。」
~だわけ、~だわけさには、~だからといった理由につける接続詞または語尾として使います。
「熱があるんだ」⇒「熱があるわけ」
「学校で嫌なことがあってイライラしてるの。」⇒「学校で嫌なことがあってイライラしてるわけさ。」
といった具合に、だ、のといった語尾として使うこともあります。
~だば~よ。~だば~?
「今日、給料日なんだ。」⇒「今日、給料日だば~よ。」
「今日、給料日なの?」⇒「今日、給料日だば~?」
といった具合に語尾に「だば~よ。」「だば~?」をつけます。よく沖縄の人は「さ~」を語尾につけるというイメージがあると思いますが、こっちの方が一般的です。
なんね?
「何?」「何なの?」⇒「なんね?」「なんねー?」
上京して友人にからかわれるまでは、標準語だと思っていました。
~しようね。
例えば、飲食店でお客さんのお冷が空っぽになっているとき、店員が「お冷、いれますね。」⇒「お冷、いれましょうね。」
「~しましょうね。」は、相手にむかってあることをしてほしい時に優しく言う言葉ですよね。でも沖縄だと、相手ではなく自分が何かやる時にこういった言い方をします。
来る
「明日、学校来れますか?」と聞かれたら、「行けます。」⇒「来れます。」
私も未だに癖で「来れます。」と良いがちなので気をつけています。
以上、沖縄の人独特の言葉づかいでした。
聞き慣れないと、「???」となるかもしれません。この記事がコミュニケーション時の参考になれば幸いです。