沖縄で死ねって言葉を使うのは普通?上京して驚いた言葉のニュアンスの違い
突然ですが皆さんは、「死ね」って言葉は使いますか?
「死ね」なんて言葉、日常的に使っていたらドン引きですね。
今でこそ「死ね」なんて言葉は使いませんが、実は昔よく使っていました。
沖縄の人は日常的に「死ね」という言葉を使いがち
沖縄に住んでいた頃、「死ね」という言葉は違和感なく使っていました。私は決していじめっ子でもヤンキーでもありません。自他ともに認める真面目な奴です。
人に対して「死ね」って言葉を使うなんて良くないですよね。
ただ、沖縄の人が使う「死ね」は本来の意味とはちょっとニュアンスが違ったりします。
例えば、
「やー(おまえ)、死なすよー(痛い目みせるよ)」
「まじ死ね(まじむかつく)」
「あのひゃー(あいつ)、死なそうかと思った(凝らしめてやりたい)」
といった具合に、本当に相手の死を望んで発しているのではなく、腹が立った時に言う言葉のひとつなのです。
この感覚って沖縄県民独特のものだと思います。
上京して言葉づかいを直した
大学の友人(当時好きだった人)に沖縄感覚で「死ね」と使ったところ、ドン引きされました。沖縄では普通なのにドン引きされるなんて…!涙
それ以来、人前で「死ね」という言葉は使わなくなりました。余談ですが、その好きな人とはうまくいきませんでした。
「死ね」って言葉が耳で聞いても目に見ても嫌~な言葉だと気づいたのは上京してからです。
道徳的にも悪いことですが、もう感覚的にも悪いと感じます。そしてそんな言葉を使っていると、どんどん自分が荒みます。実際、学生時代の私はむかつく相手に「まじ死ねばいいのに」と陰で言っていたので、短気だったし気持ちにも余裕がなかったです。言葉って相手に発しているけど、実は自分に返ってくるものだと思います。
同じ日本でもなんとなく言葉のニュアンスが違うことがあるんですよね。その感覚ってその土地ならではのもので、なかなか理解するのは難しいかもしれません。