ひとり暮らしで親子関係が劇的に良くなった
(ムミンブルーな日々からお引越し記事となります。初稿2018年9月26日)
かれこれ一人暮らしをはじめて約10年経ちますが、
家族関係の改善という視点からひとり暮らしのメリットについてお話したいと思います。
<ひとり暮らしをはじめたきっかけ>
なんかこんないちいちサブタイトルを作って語るほどでもないかもしれませんが(苦笑)、
大学進学と同時にひとり暮らしになりました。
プロフィールでご存知の通り、私は沖縄出身です。
大学は東京の大学に進学しました。
まあ、飛行機で通学するのは無理がありますよね。
距離的な問題はさておき、私は中学生の頃からひとり暮らしがしたくてたまりませんでした。
私は両親との関係があまりよくありませんでした。
兄弟仲がとても良かったことには救われましたが。
今思えば些細なことで衝突し、反抗期も長く激しく、そして難しかったです。
無事に志望校に合格し、ひとり暮らしが決まった時には、
「こんなところ二度と戻ってこない!!!!!」と心の底から思いました。
<ひとり暮らしをはじめてから>
「沖縄出身です。」と言うと、
「いいね。どのくらい帰省するの?」「沖縄の人って沖縄が好きだからよく帰省するよね。」と言われることが多いです。
だけど、私は年に1回しか帰省せず、お正月は帰りませんでした。
そしてたまの帰省の時も、父と大喧嘩し、予定より早く東京に戻るということがありました。
ホームシックになったことも一度もありませんでした。
<いつ頃から変化がみられたか>
社会人になって3年目の頃だったと思います。
私自身も、また両親も、少しずつ変わっていったのだと思います。。
その頃の私は新卒で入社した会社を辞め、繋ぎとして派遣で働きはじめていました。
経済的に困窮していたのですが、両親に一切相談せず、仕事を辞めたことさえも伝えていませんでした。
私にとって精神的にも経済的にも頼れる存在ではなかったのです。
何だか悲しいですね。
実家が大好きという友人が多かったので、とても羨ましかったです。
社会人になって、働くことの大変さ(仕事なんて本当に泥臭いと思います)や、
生活を維持することの難しさを痛いほど思い知らされました。
そこから次第に、定年まで勤め上げた父の偉大さや、仕事をしながら家事洗濯をしてくれた母への尊敬の気持ちが芽生えてきました。
一方で、両親も末っ子の私が大学を卒業し、子育ても終わったこともあってか、とてもまるく穏やかになっていきました。
<今現在の関係>
帰省が年2回になり、できれば年3回にしたいと思うようになりました。笑
帰省するととても両親が喜ぶのです。できれば沖縄に戻ってきてほしいと言います。
最近は戻ってもいいかも・・とまんざらでもない気持ちでいます。笑
劇的な何か出来事があった訳ではないのですか、
時間と距離が少しずつ両親との関係を変えていったのだと思います。
家族だからこそ難しいことって本当にいっぱいあります。
家族仲が良い方は本当に恵まれています。それは、本当に幸せなことなんです。
ここでは私の家庭環境や親の性格まで深く掘り下げませんでしたが、
かなり精神的に荒れた学生時代を送りました。
事件が起きてもおかしくないくらいでした。
物理的な距離が生まれ、私も大人になり、親もまるくなり本当に今は良好な関係になったと思います。
こんな気持ちの変化が訪れるなんて、数年前の私は全く想像できなかったです。
もし今、親との関係、子どもとの関係といった家族関係に悩んでいる人がいたら、
物理的な距離をつくることが有効かもしれません。
色々な事情によってそれが難しい人もいるかもしれませんが・・・。
一つの選択肢として考えてみてください。
もしかすると遠い未来に良い変化が訪れるかもしれません。